形成外科で治療される症状 メインビジュアル

どんな時に形成外科に行く?

形成外科ではどんな症状を対象に治療がされているのかをご存知でしょうか?
そもそも、形成外科という診療科は一般的にはあまり馴染みがないかもしれません。整形外科と混同してしまっている方も少なくはないでしょう。
ちなみに、形成外科と整形外科との違いを簡単に説明しますと、骨や関節、筋肉など、運動機能において支障をきたしている症状を治すのが整形外科、 対して、先天的や事故、病気やケガなどで身体の見た目がよくない状態を治すのが形成外科です。
火傷で大きな痕が残ってしまった、生まれつき顎の骨が変形している、等の改善・治療は形成外科の分野になるわけです。
このサイトでは形成外科で治療される症状について、具体的に取り上げて、その治療内容などをわかりやすく紹介していきます。 他人には相談しにくい症状で悩んでおられる方も多くいらっしゃると思います。このサイトが少しでも参考になり、治療のきっかけになればと思います。

形成外科

先天異常

頭蓋骨・顔面骨の変形など先天異常に対して形成手術が行われることがあります。 先天異常には頭蓋骨・顔面骨の変形、口唇裂・口蓋裂、あざや血管腫、眼、鼻、耳など顔の変形、手足の変形などがあります。 頭蓋、顔、あごの骨の変形に対して、頭と顔の骨を頭蓋の内外から同時に切って移動して、形態や機能を形や位置を手術的に修正して顔貌を修正する手術概念を頭蓋顎顔面外科(クラニオフェイシャルサージャリー)といいます。
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口蓋裂・口唇裂

口蓋裂の治療は、摂食(食事)と構音(言葉)、そして整容面の改善を目標に行われます。 その治療は出生直後の哺乳指導・口蓋床装着に始まり、初回の口蓋形成手術、その後は言語訓練、歯科矯正治療など様々な二次治療が必要で成人期に至るまで長期間に渡ります。 形成外科をはじめ、小児科、耳鼻咽喉科、歯科など各科で成長段階に応じた治療を受けることになります。
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眼のまわりの形成外科

眼は視るという重要な機能をもっているだけでなく、顔の表情の中心でもあり整容面でも重要な役割を果たしています。 眼球を保護するまぶた(眼瞼)や土台となる骨(眼窩)の損傷は視野障害などの機能的損傷の原因となるだけでなく、整容面の問題や精神的な負担の問題に繋がります。 形成外科医院では眼の機能面を改善するだけでなく見た目の整容面も改善し、患者の精神面も出来るだけ満足させるよう細心の注意をはらって治療をします。
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眼窩の形成外科

眼窩の形成外科手術にもいろいろなケースがありますが、よくある症状は眼球陥凹でしょう。 眼球陥凹とは眼が奥に引っ込んだ状態のことで、眼窩底骨折の後にもしばしばみられます。 治療法は状態に応じて自家骨移植、人工骨移植、脂肪移植、骨切術などを行い眼を前方に引き出すようにします。基本的に狭い眼窩内に新たな組織を充填することになります。 他にも眼のまわりの骨折、眼球突出、義眼床形成などで眼窩の形成手術を行うケースがありますので解説します。
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